CHRISTIAN ACADEMY IN JAPAN
Christian
Academy
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恵みと真理にあって成長する
EAL 科教員からの視点


ヨハネの福音書1:1 初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。

ヨハネの福音書1:16-17 私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。. . . 恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。

ピリピ人への手紙4:13 私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。


CAJEAL(外国語としての英語)科は、カリキュラムや学年の枠を超えた英語習得のための学習援助を行っています。ここ数年は、保護者向けの英語レッスンも行われており、保護者の方々も楽しく英会話を学んでおられます。

CAJの教員は皆、自分が教える教科の中で神の真実を明らかにすることを目指すと同時に、全ての生徒が学習内容を理解できるように工夫を凝らしています。それはEALの生徒たちに対しても同じです。さらに、小学校と中学校の幾つかのクラスにはCo-Teaching (チーム・ティーチング)による授業が取り入れられています。また、小学校から高校を通して通常の授業とは別にEALの授業が設けられています。それによりEALの生徒たちは、教科学習過程と並行しながら全教科における英語スキルを習得することができるのです。英語を学習する生徒たちの成功の鍵となるのは、各教科の教員、Co-Teachingの教員 EAL教員による協力体制なのです。

英語学習の初期段階では、英語習得が至難の技であるように感じるEALの生徒たちもいるでしょう。学年レベルの全教科の知識とスキルを、自分の母国語ではない言語で習得することがEALの生徒たちには求められて おり、しかも、英語だけではなく、多くの言語を習得しようとしている生徒もいます。このような状況の中で、彼らは勤勉さや忍耐力、目標達成へのモチベーションを培いながら前進していきます。そのとき彼らは、お互いを励まし合うことの価値に気付いていきます。その進歩の中で、神の子供として自分に与えられている能力に気付き始める時、最初の頃には想像もつかなかったような多くのことを達成できるようになるのです。

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写真:3年生のEALの生徒たちによる、昆虫についての知識、効果的な説明文や物語文のストラテジー、「Insecreations: 昆虫の工作」作品におけるプレゼンテーションスキルの発表。

聖書のなかで、神は、全ての形のコミュニケーションが重要であることを教えています。神ご自身も、様々な形で私たちに語りかけてくださいます。そして神に従う者たちが、真実と愛をもって互いに語り合い、他人に手を差し伸べることを神は期待されています。異なった言語や文化、内向きで控えめな性格、誤解や不快を与えてしまうことへの恐れなど、コミュニケーションの障害となり得るものは多くあります。だからこそ私たちは、より良いコミュニケーションのために、神の恵みに頼らなければならないのです。


今の世はつながりを求めています。自分の人生に対する神のご計画を生徒たちが考えるとき、EALでの学習経験が役に立ちます。EALで習得する知識やコミュニケーションスキルは、グローバル社会の多様な分野において、多文化間の関係を築き上げるという可能性を開いてくれます。異なった背景を持つ人々の相互理解を育む心は、キリストのために日本と世界に仕える備えができていることを意味するのです。

筆者紹介:
キャサリン・ルイスは、EALプログラムのコーディネーターです。2004年にCAJの初等部で教鞭を取り始めて以来EALの生徒たちの教育に携わり、2005年からはEALプログラムのコーディネーターとしての役割を担ってきました。生徒たちが複数言語で学習しコミュニケーション能力を習得していく姿は、彼女に驚きと感銘を与え続けています。


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