CHRISTIAN ACADEMY IN JAPAN
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恵みと真理にあって成長する:
ジニー・ブレア
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心を尽くし、思いを尽くし、
知力を尽くして、
あなたの神である主を愛せよ。
(マタイの福音書
2237節)

Librarians Ruth Ingulsrud & Gina Abraham


今年のテーマは「恵みと真理にあって成長する」です。救い主であり、主でもあるお方の恵みを知る知識において
CAJの生徒たちが成長すること、さらには彼らが真理にあっても成長することを願ったテーマです。私たちは、すべての真理は究極的には神から発していると信じる者ですから、神の主権が届かないところはどこにもないと信じます。それゆえ、私たちの身の回りの世界、それはとりもなおさず神が創造された世界ですが、その世界を生徒たちに知って欲しいし、その知識において成長し続けて欲しいと願っています。

神の世界を、教室の中で積極的に学んでいる生徒を支援しながら、その学びをさらに充実させていく、それは図書館のミッションの1つです。また、生徒が個人的に関心を持っている事にも、同様に支援しながら充実化を図りたいと考えています。

このことを念頭に、図書館には、あらゆる分野のノンフィクションが揃えられています。聖書やキリスト教信仰に限らず、科学、数学、歴史などあらゆる分野の専門的見識を、生徒は自分の年齢に合った言葉と事実に基づいた情報から知ることができます。ノンフィクションは、神の世界を知る貴重なツールです。ノンフィクションの書物を読むことで、例えば、千年前に栄えた文明を知ることができますし、歴史がその国の現状にどう影響を及ぼしているかを知ることができます。宇宙の不思議を発見することも、貧困と教育の低さが、発展途上国に住む女子にどんな影響を及ぼしているかなども、ノンフィクションの書物を通して理解を深める事ができます。そうやって生徒たちがノンフィクションを読み進めていく時、真理において成長し、神が創られた世界を知る知識において成長するのです。

もう一方で、図書館には、生徒の国語力に合い、しかも年齢に ふさわしい内容のフィクションの書物があらゆるジャンルに渡って揃えられています。それは、一般的に生徒はフィクションが好きだからです。ただ好きと言っても、良いフィクションは、時に読む人が置かれている状況に直接語りかけることがあります。そのようなとき、読者は書物から生き抜くための知恵を会得することがあるのです。生徒(とりわけフィクションが好きな生徒)は、登場人物と自分とを重ね合わせ、時に問題解決の糸口を書物から得ることがあります。 また、今であっても昔であっても、人は社会の様々な問題にどう直面しどうやって生きてきたのか、良いフィクションはそれを語ります。自分は簡単には体験できないような状況であっても、フィクションを通じて体験することができます。フィクションを通して、人の気持ちを理解することを学びます。語彙力が増えます。社会の出来事に敏感になります。つまりフィクションから神の創造された世界を学び、真理と知識にあって成長するのです。

書物を通して、目標に向かって前進しようという思いを抱き始める生徒もいます。福音のために自分の才能やスキルを用いたいと考え始める生徒もいます。社会問題の解決を提案してみたい、難病を癒す新薬を開発する事業に関わってみたいなど、などいろいろ感じ始める生徒がいるのです。

そのように、神の子どもたちが主の栄光のために、知力を尽くして恵みと真理にあって成長しようとする姿があるとき、神は喜ばれます。

筆者紹介
ジニー・ブレアのCAJとの関わりは今年で21年目に入ります。過去20年間のうち11年間はCAJの生徒として過ごし、図書館員としては今年で5年目です。

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