Disaster Response, Ongoing, Japanese

(This article in English: Disaster Response, Ongoing)
CAJでは、3月11日に始まった歴史的な大災害を注意深くモニターし続けています。ここでは、今現在行われている活動の最新情報をお知らせします。 更新日:2012年2月24日

CAJは放射線に関する特別なトレーニングを受けた災害対策スペシャリストのジェームス・リンドグレイン医学博士に校内の放射線量に関する助言を要請しました。 氏は東久留米市による数値と比較しながら講堂排水溝周辺の放射線量を独自に測定しました。その結果、 講堂排水溝周辺部の測定値は憂慮する程のものではないとの報告を氏から受けました。SEND国際宣教団からリンドグレイン医学博士を紹介され、今回の調査をお願いいたしました。

東久留米市や他の専門家からも放射線の数値は少し高めではあるが問題とするものではないと既に言われていました。しかし学校は万全を期して除染作業を行う事を決めました。市側とは何度も交渉を続け、今回の除染作業の協力を取り付けることができました。費用の負担は望めませんでしたが、作業経験のある業者の情報の提供、作業の立ち会い、除染作業の開始前、その途中、作業後の放射線測定の協力を得ました、作業は冬休み中に行われ、すでに完了しています。市役所の支援に厚く感謝します。

ご質問、ご懸念等は、各校長、リーダーシップチームのメンバー、または学校長(brvanderhaak@caj.or.jp.)までお問い合わせください。


2012年1月掲載: 2011年12月16日、CAJの要望により東久留米市役所が、キャンパス内の放射線測定を実施致しました。当校の施設を快く測定をして下さった市役所の方へ感謝致します。放射線測定結果とともに詳しい情報を市役所から頂ました。その結果、放射線量が懸念される場所はなかったという結果がでたことは、喜ばしいことです。測定した数カ所のうち、一カ所から通常の測定値より高い数値がでましたが、その数値は、文部科学省が設定した最低基準を下回るものでした。その場所は、オーディトリアム(講堂)のそばにある円形の排水溝の中です。排水溝の地上1メートルの空間線量は、キャンパス内で測定した他の箇所と同じように通常の測定値でした。排水溝からの放射線の数値は、市が数値軽減の作業ないし除染に取りかかる必要がないぐらいの低いものです。しかしながら、当校としては、十分に注意を払うためにも、その場所を柵で囲い、さらにどう対処すべきかを調査していきます。

放射線安全についてのセミナー(英語のみ) SEND mission has invited our community to a free seminar on radiation safety in English (no translation) conducted by Dr. Lindgren. Please see the English article for details. CAJ will also be consulting with Dr. Lindgren about safety issues.

災害後のストレスについて:

  • 私たちは常にコミュニティー内でのストレスのレベルに気を配り、生徒たち、スタッフ、そしてその家族が、3月からの一連の出来事により精神的な影響を受けているかどうかを観察しています。
  • CAJのヘルスコーディネーターが、今秋、アメリカのイースタンメノナイト大学で行われたSTAR (Strategies for Trauma Awareness & Resiliency-トラウマの認識と回復への方法)のトレーニングに出席しました。クリスチャンリフォームドワールドリリーフ委員会 (本校を創立したミッションの一つであるCRJMと関連のある委員会)が出席のための資金捻出に協力してくださったことを感謝します。

放射線への懸念:

  • CAJのスタッフは、東京都、アメリカ大使館、そしてSAFECASTによるセミナーに出席しました。SAFECASTとは日本での放射線を検査し、その情報を提供するための民間団体です。
    • SAFECASTは本校での情報セミナーを開催することに同意してくれました。日時は追って決定します。
  • 放射線測定のための訓練を受けることも模索してきましたが、十分に訓練されていない、または装置への知識が十分でない人物では、満足な放射線測定ができないという理解のもと、CAJのスタッフまたは訓練されていない人物による検査は行わないという結論にいたりました。
  • 本校の校医は放射線を懸念する必要はなく、CAJは安全であると報告しています。
  • 放射線のレベルを注意深く監視しています。
    • 政府が行っている航空測量によると関東一帯は安全と示されています。
    • 食物と飲料水に関する情報も常にモニターしています。政府と民間団体両者からの情報によると、安全と判断されます。
    • この地域の検査に関して、東久留米市の職員と連絡をとっています。CAJの横にある小学校と近くの公園で検査が行われましたが、両方とも許容範囲内でした。
    • SAFECASTが東久留米と関東一帯で行った調査によると、放射線レベルは東京の3月11日以前と同じであるという結果でした。(そしてその数値は、アジア地域のその他の大都市での通常のバックグラウンド放射線量よりも低いものです。)

災害への備えについて:

  • CAJでは緊急対策チームと緊急時のプランを立ち上げました。プランのなかには火災、、地震、ロックダウン、そしてシェルターインプレイスの訓練のスケジュールも含まれています。
  • CAJの安全設備はCAJのスタッフ、またプロの民間会社の両者によって定期的にチェックされています。固定の避難はしごと設備を最近改善しました。
  • アメリカ政府からの助成金でガラスの窓とドアすべてに耐破損性のフィルムを貼ることができました。
  • リーダーシップチームのメンバーが現在、共同的かつ詳細にわたっての緊急対策プランの見直しを行っています、この見直しは2011年3月11日以降からのスタッフと保護者から寄せられた意見、評価を包含しています。
  • ここ数年の間に本校ではAED(自動対体外式除細動器)をキャンパスの数箇所に設置してきました。また、応急処置、CPR、そしてAED使用方法の訓練を受けているスタッフの数を増やす ことに努めています。現時点ではリーダーシップチーム全員、コーチ全員、また一泊を要するイベントに同伴するスタッフ全員が訓練を受けなければいけないことになっていますが、その他大勢のスタッフが自主的にこの訓練を受けています。二人のスタッフがこの訓練をする資格を持っています。高校生も保健の授業でこの訓練を受けます。
  • 本校のキャンパスは緊急時の外国人への避難所に指定されています。食料、備品等の備蓄品には定期的に政府の検査が行われています。本校も緊急時に必要な設備を確保するためのポータブル発電機を所持しており、その定期的な検査を行っています。

ご'連絡をください:'

  • 間違った情報やうわさの広がりを防ぐためのご協力をお願いします。

ご質問、ご懸念等は、各校長、リーダーシップチームのメンバー、または学校長(brvanderhaak@caj.or.jp.)までお問い合わせください。