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教育目標の見直しについて


トム マグロスリン、アカデミックカウンセラー、聖書科部長

CAJ
の教育目標は、私たちが、CAJの児童生徒にどのような人になって欲しいのかを明確に表現するもので、全てのカリキュラムとプログラムの選択の基準となっています。この教育目標は、学校の方向性を決める大切な鍵でもあります。学校改善の継続的なプロセスにとって重要なことの一つは、定期的に教育目標を見直すことです。私たちが児童生徒に望むことと教育目標が一致しているか、明確にそれを表現しているかを確認しなければいけません。

2018
年の学校認定調査の際、CAJはこの教育目標がどのように「グローバルコンピテンシー」と「21世紀のスキル」と関連づけられているかを考え直す必要があると感じました。学校認定機関の職員は、「グローバルコンピテンシー」とは、グローバルで多様化された世界とどのように関わり生きていくのか、ということを表している、と定義してくれました。「21世紀のスキル」とは、将来の職場で成功するために必要なスキルを表す言葉で、特に、創造性、革新性、そしてデザイン性を表しています。

この2年間、各科目の部長と指導教員たちが定期的に会議を行い、教育目標を見直して来ました。グローバルコンピテンシーと21世紀のスキルとは何かを調べ、学校のヴィジョン「日本と世界でキリストに仕える生徒を育成する」との関連性を考え、現在の教育目標を修正すべきかを検討しました。


結果は、CAJの現在の教育目標 - 自覚を持って学ぶ、考えて判断する、積極的に協力する、優れたコミュニケーター、誠実にいたわる - CAJが児童生徒に望むものをうまく捉えているというものでした。でも2つ変更したいことがありました。

一つは、「誠実にいたわる者」をリストの先頭に持ってきたことです。神様は人に対して目的を持っておられます。「誠実にいたわる者」はその目的に対する深いキリスト教の理解を示しており、「誠実にいたわる者」を先頭に置くことにより、それに続く他の教育目標に意味と意義を与えます。私たちは児童生徒が、例えば、責任を持つこと、協力して結果を生み出すことを学び、誠実にいたわる者としての神様から与えられた責任を果たすことを望んでいるのです。

次に、それぞれの教育目標を説明する記述を訂正しました。それにより、それぞれの意味がより明確になり、グローバルコンピテンシーと21世紀のスキルにどのように繋がっていくのかが明確になりました。例えば、「積極的な協力者」の記述は「他の人と効果的に働く」というものです。この記述を明確にし、より意義あるものとするために、「尊敬、創造性、そして柔軟性を促進する建設的な環境を造る」に訂正しました。

教育目標の順番を変えることにより、学習全般の目的を強調することができました。また同時に、改定した記述は、グローバルな世界との関わり方、多様性を感謝しつつ柔軟性を保つこと、自ら忍耐を持ち学習すること、そして美を尊重し、追求していくことを大切にしています。この後のブログもそれぞれの教育目標を取り上げて行きます。それにより、CAJの教育を導いて行く重要な方針をより明確に示したいと願っています。

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