June 2022
CAJ における教育目標
06/10/2022 16:43
アンダ・フォックスウェル 学校長
今学年度のCAJのブログを通して私たちは、各学科、各学年それぞれのレベルにおいて、CAJが掲げる教育目標がどのように当てはめられているか、その様子を紹介してきました。教育目標には、CAJの全ての児童生徒に身につけて欲しい特色が描かれています。CAJの生徒が卒業という域に達するとき、彼らは誠実にいたわる者、自覚を持って学ぶ者、考えて判断する者、積極的に協力する者、優れたコミュニケーター、であるということが何を意味するのか、一人ひとり深く理解しているはずです。
教職員も教育目標が描いている特色を、違う視点からではありますが、考えてきました。すなわち「生徒が目標としている特色を、生きる証人として自分自身は彼らの前でどう示せるか」と問いました。実は教育目標の特色は、聖書に描かれています。自分に教育目標を当てはめようとするとき、そこに神さまからの明確な要求または指針が与えられていることに気づくのです。
誠実にいたわる者は、創造されたものを大切にする責任を理解し、それ故、他人をいたわります。詩篇の作者はこう言っています。「地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは主のものである。まことに主は、海の地の基を据え、また、もろもろの川の上に、それを築き上げられた。」(詩篇24:1-2) この世界は神さまに属していると考えるなら、当然、この世界を大切にしようと思うはずです。パウロはこう言っています。「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」(エペソ人への手紙4:32)私たちが出会う人は神さまに愛されている人です。だから互いにいたわるのです。
神さまは学ぶことに価値があると見ておられます。イエスさまご自身も自覚を持って学ぶお方でした。ルカの福音書2:41−52にこれを見ることができます。イエスさまがまだ小さい頃に宮を訪れた時の話です。イエスさまは神さまの律法を愛し、それを学び、教えてくれる人を探し、思慮深い質問をしました。箴言3:13はこう言っています。「幸いなことよ。知恵を見いだす人、英知をいただく人は。」自覚を持って学ぶ者であれば、これから歩む人生に、知恵というかけがえのない報いが与えられます。
使徒パウロがピリピの教会に宛てた手紙には、信者たちが考えて判断する者であるようにとパウロが気遣っている様子が描かれています。「私は祈っています。あなたがたの愛が真の知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるようになりますように。またあなたがたが、キリストの日には純真で非難されるところがなく」(ピリピ人への手紙1:9 - 10)今の時代は相反する思想、混乱をもたらすだけの理屈に満ちています。私たちは「識別するちから」をしっかり身につけ、常に成長していかなければいけません。ヤコブの手紙に次のような言葉があるのは幸いです。「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」(ヤコブの手紙1:5)
私たちが掲げる教育目標の最後は、優れたコミュニケーターです。言葉をどう使うべきかについては、神さまからの指針が聖書の中に数多く記されています。例えばパウロはこう言っています。「むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。」(エペソ人への手紙4:15)私たちにはイエスさまが必要です。イエスさまこそが真理であり、イエスさまだけが私たちを真理に導く道を示すことができるお方だからです。私たちはまた、愛は単に優しさだけではないことを理解する必要があります。また、愛のみなもとは神さまにあります。愛をもって真理を語りなさい、と私たちに命じている神ご自身が、実は唯一真理であり、唯一愛なる方であるのは興味深いことです。つまり、愛をもって真理を語らせるのは神なのです。
CAJは保護者の方々とパートナーシップを組んで、子どもたちの教育にあたることをとても大切にしています。生徒たちに課している教育目標を、私たちが生きて実行していくことが、学校全体のコミュニティーで見られる現象となることを望んでいます。それは、私たち全員が神さまのみ言葉に導かれて実現します。
今学年度のCAJのブログを通して私たちは、各学科、各学年それぞれのレベルにおいて、CAJが掲げる教育目標がどのように当てはめられているか、その様子を紹介してきました。教育目標には、CAJの全ての児童生徒に身につけて欲しい特色が描かれています。CAJの生徒が卒業という域に達するとき、彼らは誠実にいたわる者、自覚を持って学ぶ者、考えて判断する者、積極的に協力する者、優れたコミュニケーター、であるということが何を意味するのか、一人ひとり深く理解しているはずです。
教職員も教育目標が描いている特色を、違う視点からではありますが、考えてきました。すなわち「生徒が目標としている特色を、生きる証人として自分自身は彼らの前でどう示せるか」と問いました。実は教育目標の特色は、聖書に描かれています。自分に教育目標を当てはめようとするとき、そこに神さまからの明確な要求または指針が与えられていることに気づくのです。
誠実にいたわる者は、創造されたものを大切にする責任を理解し、それ故、他人をいたわります。詩篇の作者はこう言っています。「地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは主のものである。まことに主は、海の地の基を据え、また、もろもろの川の上に、それを築き上げられた。」(詩篇24:1-2) この世界は神さまに属していると考えるなら、当然、この世界を大切にしようと思うはずです。パウロはこう言っています。「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」(エペソ人への手紙4:32)私たちが出会う人は神さまに愛されている人です。だから互いにいたわるのです。
神さまは学ぶことに価値があると見ておられます。イエスさまご自身も自覚を持って学ぶお方でした。ルカの福音書2:41−52にこれを見ることができます。イエスさまがまだ小さい頃に宮を訪れた時の話です。イエスさまは神さまの律法を愛し、それを学び、教えてくれる人を探し、思慮深い質問をしました。箴言3:13はこう言っています。「幸いなことよ。知恵を見いだす人、英知をいただく人は。」自覚を持って学ぶ者であれば、これから歩む人生に、知恵というかけがえのない報いが与えられます。
使徒パウロがピリピの教会に宛てた手紙には、信者たちが考えて判断する者であるようにとパウロが気遣っている様子が描かれています。「私は祈っています。あなたがたの愛が真の知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるようになりますように。またあなたがたが、キリストの日には純真で非難されるところがなく」(ピリピ人への手紙1:9 - 10)今の時代は相反する思想、混乱をもたらすだけの理屈に満ちています。私たちは「識別するちから」をしっかり身につけ、常に成長していかなければいけません。ヤコブの手紙に次のような言葉があるのは幸いです。「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」(ヤコブの手紙1:5)
積極的に協力することは、コミュニティーを築くのに不可欠な要素です。CAJの基本的価値の一つにコミュニティーがあります。ピリピ人への手紙 2:1 - 4では、パウロは次のように書いて教会を励ましています。「こういうわけですから、もしキリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください。何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。」この聖句を本当の意味で私たちが実行できるなら、私たちは、積極的に協力するだけではなく、キリストらしくいたわるコミュニティーとなれるのです。
私たちが掲げる教育目標の最後は、優れたコミュニケーターです。言葉をどう使うべきかについては、神さまからの指針が聖書の中に数多く記されています。例えばパウロはこう言っています。「むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。」(エペソ人への手紙4:15)私たちにはイエスさまが必要です。イエスさまこそが真理であり、イエスさまだけが私たちを真理に導く道を示すことができるお方だからです。私たちはまた、愛は単に優しさだけではないことを理解する必要があります。また、愛のみなもとは神さまにあります。愛をもって真理を語りなさい、と私たちに命じている神ご自身が、実は唯一真理であり、唯一愛なる方であるのは興味深いことです。つまり、愛をもって真理を語らせるのは神なのです。
CAJは保護者の方々とパートナーシップを組んで、子どもたちの教育にあたることをとても大切にしています。生徒たちに課している教育目標を、私たちが生きて実行していくことが、学校全体のコミュニティーで見られる現象となることを望んでいます。それは、私たち全員が神さまのみ言葉に導かれて実現します。
Student Objectives at CAJ
06/10/2022 16:39
Anda Foxwell, Head of School
This school year we have focused our CAJ Insights Blog on the various ways we apply our student objectives in each subject area and at each age level. The student objectives give us a picture of the characteristics we hope will describe all of our students. By the time each student reaches the milestone of graduation, our students should have a deep understanding of what it means to be a faithful caretaker, a responsible learner, a discerning thinker, a productive collaborator, and an effective communicator.
Our staff has also been looking at these character traits through a different perspective, asking ourselves, “How can we live as examples of these traits for our students?” Each of these distinctives finds an application in Scripture, and, as we seek to model them, we find that God has specific commands or guidelines for us.
Faithful caretakers take responsibility as stewards of creation and nurturers of others. The psalmist tells us, “The earth is the Lord’s, and everything in it, the world and all who live in it; for he founded it upon the seas and established it upon the waters” (Psalm 24:1-2). When we think about the world as belonging to God, our response should be to take good care of it! Paul reminds us, “Be kind and compassionate to one another, forgiving each other, just as in Christ God forgave you” (Ephesians 4:32). Each person we encounter is cherished by God, and we must care for each other.
God values learning, and Jesus himself was a responsible learner. We see a snapshot of this in Luke 2:41-52 when he visited the temple in Jerusalem as a young boy. He shows us that he loved God’s law, he studied it, he sought out people he could learn from and asked them insightful questions. Proverbs 3:13 teaches us, “Blessed is the one who finds wisdom, and the one who gets understanding.” Being a responsible learner will bring us the valuable reward of wisdom for the rest of our lives!
The apostle Paul was concerned about this quality of being a discerning thinker when he wrote to the church in Philippi, “And this is my prayer: that your love may abound more and more in knowledge and depth of insight, so that you may be able to discern what is best and may be pure and blameless for the day of Christ” (Philippians 1:9-10). There are so many conflicting ideas and confusing paradoxes confronting us today that we need to develop our “discernment muscles” and never stop growing in this. Fortunately, James tells us, “If any of you lacks wisdom, let him ask God who gives generously to all without reproach, and it will be given him (James 1:5).
Being productive collaborators is certainly an important quality in building community, one of our core values at CAJ. In Philippians 2:1-4, Paul urges the church in Philippi, “Make my joy complete by being like-minded, having the same love, being one in spirit and of one mind. Do nothing out of selfish ambition or vain conceit. Rather, in humility, value others above yourselves, not looking to your own interests but each of you to the interests of others.” If we are able to practice the truths of this passage, we will not only be productive collaborators, but also a Christ-like, caring community.
The final student objective we want to model is that of effective communicators. There are so many verses throughout Scripture that point to the ways God wants us to use our words. Paul reminds us, “Speaking the truth in love, we will grow to become in every respect the mature body of him who is the head, that is, Christ” (Ephesians 4:15). We need Jesus, who IS the truth, to show us the way and lead us into truth. We also need to understand that love is more than niceness. Love also has its source in God. It is interesting that the God who commands us to speak truth in love has stated that he alone is truth, and he alone is love. It is God, then, who will empower us to do this.
At CAJ, we value the partnership we have with parents to work together for the education of their children. We hope that living out the student objectives might be something that becomes a part of our whole school community as we follow the guidance of God’s Word.
This school year we have focused our CAJ Insights Blog on the various ways we apply our student objectives in each subject area and at each age level. The student objectives give us a picture of the characteristics we hope will describe all of our students. By the time each student reaches the milestone of graduation, our students should have a deep understanding of what it means to be a faithful caretaker, a responsible learner, a discerning thinker, a productive collaborator, and an effective communicator.
Our staff has also been looking at these character traits through a different perspective, asking ourselves, “How can we live as examples of these traits for our students?” Each of these distinctives finds an application in Scripture, and, as we seek to model them, we find that God has specific commands or guidelines for us.
Faithful caretakers take responsibility as stewards of creation and nurturers of others. The psalmist tells us, “The earth is the Lord’s, and everything in it, the world and all who live in it; for he founded it upon the seas and established it upon the waters” (Psalm 24:1-2). When we think about the world as belonging to God, our response should be to take good care of it! Paul reminds us, “Be kind and compassionate to one another, forgiving each other, just as in Christ God forgave you” (Ephesians 4:32). Each person we encounter is cherished by God, and we must care for each other.
God values learning, and Jesus himself was a responsible learner. We see a snapshot of this in Luke 2:41-52 when he visited the temple in Jerusalem as a young boy. He shows us that he loved God’s law, he studied it, he sought out people he could learn from and asked them insightful questions. Proverbs 3:13 teaches us, “Blessed is the one who finds wisdom, and the one who gets understanding.” Being a responsible learner will bring us the valuable reward of wisdom for the rest of our lives!
The apostle Paul was concerned about this quality of being a discerning thinker when he wrote to the church in Philippi, “And this is my prayer: that your love may abound more and more in knowledge and depth of insight, so that you may be able to discern what is best and may be pure and blameless for the day of Christ” (Philippians 1:9-10). There are so many conflicting ideas and confusing paradoxes confronting us today that we need to develop our “discernment muscles” and never stop growing in this. Fortunately, James tells us, “If any of you lacks wisdom, let him ask God who gives generously to all without reproach, and it will be given him (James 1:5).
Being productive collaborators is certainly an important quality in building community, one of our core values at CAJ. In Philippians 2:1-4, Paul urges the church in Philippi, “Make my joy complete by being like-minded, having the same love, being one in spirit and of one mind. Do nothing out of selfish ambition or vain conceit. Rather, in humility, value others above yourselves, not looking to your own interests but each of you to the interests of others.” If we are able to practice the truths of this passage, we will not only be productive collaborators, but also a Christ-like, caring community.
The final student objective we want to model is that of effective communicators. There are so many verses throughout Scripture that point to the ways God wants us to use our words. Paul reminds us, “Speaking the truth in love, we will grow to become in every respect the mature body of him who is the head, that is, Christ” (Ephesians 4:15). We need Jesus, who IS the truth, to show us the way and lead us into truth. We also need to understand that love is more than niceness. Love also has its source in God. It is interesting that the God who commands us to speak truth in love has stated that he alone is truth, and he alone is love. It is God, then, who will empower us to do this.
At CAJ, we value the partnership we have with parents to work together for the education of their children. We hope that living out the student objectives might be something that becomes a part of our whole school community as we follow the guidance of God’s Word.
教育目標とシニア・コンプリヘンシブ
06/10/2022 16:10
ライアン・ポッター、シニアキャップストーン教師
CAJの5年生のクラスで障害者への偏見に関するワークショップを実施する。フィリピンの小さな村役場の人々のために妊婦の適切な栄養摂取に関する小冊子を作ったり、オンラインで教え、サポートをする。移民や難民指定を希望する人々が収容所に不法に何ヶ月も何年も留置されることに対して日本政府に講義しデモを計画する。ファッション業界がもたらす悪い影響を減らすために、10代の子供たちが中古の洋服を売り買いするためのインスタグラムのページを立ち上げ管理する。これらはすべて、世界の破綻や搾取と戦い、人の尊厳と正義を守るための方法です。
これらに共通することがもう一つあります。これらすべてのプロジェクトは、12年生の「シニア・コンプリヘンシブ」の一部として生徒たちが立ち上げ実践していることです。「シニア・コンプ」とは1年間のプロジェクトで、生徒が自分で実践する、CAJのカリキュラムの集大成です。毎年、すべてのシニアの生徒が、何かしらグローバル問題に関して自分の関心があるものを一つ選び、その問題に関する本を読み、リサーチし、レポートを書くだけではなく、それに関して何か行動を起こすプロジェクトです。ただ搾取を防ぐために何が必要なのか、苦しみを緩和する方法は何か、を学ぶだけではなく、自らが解決法の一部となるのです。
CAJの教育目標は、このプロセスをこなすための知恵と責任感を与えてくれます。自分で考えて判断するということは、ただ自分の気分が高揚するだけの「有害な慈善」の罠にはまってしまわないようにすることを教えてくれます。責任をもって学ぶことは、人に頼らずに、自分のリサーチは一体何なのかを自分自身に問い、何を学ぶべきかを自分で決めて、それを学ぶ、ということです。自ら積極的に協力するということは、世界の問題を自分の力だけでは解決できないことに気づいた時に明らかにされ、そして効果的にコミュニケーションを取ることができなければ、協力してくれるひととは繋がれないことを生徒たちは即座に学ぶのです。
誠実にいたわるということは、自ら実のある行動をすることです。
キリストの愛をもって行動することは他人の必要を自分の必要より優先すること、それこそ神さまが人類にたいして持っておられる基本的な目的の表れです。これらのCAJの教育目標がすべて折り重なってこそ、CAJのシニアの生徒たちが、日本と世界でキリストに仕えるものとされていくのです。
CAJの5年生のクラスで障害者への偏見に関するワークショップを実施する。フィリピンの小さな村役場の人々のために妊婦の適切な栄養摂取に関する小冊子を作ったり、オンラインで教え、サポートをする。移民や難民指定を希望する人々が収容所に不法に何ヶ月も何年も留置されることに対して日本政府に講義しデモを計画する。ファッション業界がもたらす悪い影響を減らすために、10代の子供たちが中古の洋服を売り買いするためのインスタグラムのページを立ち上げ管理する。これらはすべて、世界の破綻や搾取と戦い、人の尊厳と正義を守るための方法です。
これらに共通することがもう一つあります。これらすべてのプロジェクトは、12年生の「シニア・コンプリヘンシブ」の一部として生徒たちが立ち上げ実践していることです。「シニア・コンプ」とは1年間のプロジェクトで、生徒が自分で実践する、CAJのカリキュラムの集大成です。毎年、すべてのシニアの生徒が、何かしらグローバル問題に関して自分の関心があるものを一つ選び、その問題に関する本を読み、リサーチし、レポートを書くだけではなく、それに関して何か行動を起こすプロジェクトです。ただ搾取を防ぐために何が必要なのか、苦しみを緩和する方法は何か、を学ぶだけではなく、自らが解決法の一部となるのです。
CAJの教育目標は、このプロセスをこなすための知恵と責任感を与えてくれます。自分で考えて判断するということは、ただ自分の気分が高揚するだけの「有害な慈善」の罠にはまってしまわないようにすることを教えてくれます。責任をもって学ぶことは、人に頼らずに、自分のリサーチは一体何なのかを自分自身に問い、何を学ぶべきかを自分で決めて、それを学ぶ、ということです。自ら積極的に協力するということは、世界の問題を自分の力だけでは解決できないことに気づいた時に明らかにされ、そして効果的にコミュニケーションを取ることができなければ、協力してくれるひととは繋がれないことを生徒たちは即座に学ぶのです。
誠実にいたわるということは、自ら実のある行動をすることです。
キリストの愛をもって行動することは他人の必要を自分の必要より優先すること、それこそ神さまが人類にたいして持っておられる基本的な目的の表れです。これらのCAJの教育目標がすべて折り重なってこそ、CAJのシニアの生徒たちが、日本と世界でキリストに仕えるものとされていくのです。
Student Objectives and Senior Comprehensives
06/10/2022 16:06
Ryan Potter, Senior Capstone teacher
Running a workshop in CAJ's fifth grade class about discrimination against people with disabilities. Creating a booklet and teaching online to educate and give ongoing support to the local government of a small town in the Philippines on the importance of proper maternal nutrition. Organizing protests and speaking with news organizations to pressure the Japanese government to address the way immigrants and asylum seekers are unjustly held in detention centers for months or years. Creating and managing an Instagram page where teenagers can sell their used clothing as a way of reducing the harmful impacts of the fashion industry. All of these are ways to fight against brokenness and exploitation and to fight for human dignity and justice.
What else do all of these things have in common? All of these projects were created and enacted by students in our twelfth grade class as part of "Senior Comprehensives," the year-long, hands-on research project that is the culmination of our curriculum. Every year, each senior not only reads, researches, and writes about a global issue that they are passionate about, but is also empowered to do something about it. Not just to learn what it would take to prevent exploitation, not just to learn about ways to alleviate suffering, but to be part of the solution.
CAJ’s student objectives offer the wisdom and responsibility to guide this process. Discerning thinking means avoiding the trap of “toxic charity”--helping just so the helper feels good. Responsible learning means developing unique research questions, determining what needs to be learned and then learning it. The importance of being a productive collaborator is immediately evident when students realize that they cannot fix the world on their own, and, without being an effective communicator, there will be nobody to collaborate with.
Faithful caretaking provides the context and motivation: a Christ-like attitude of love that puts the needs of others above our own, an outworking of God’s fundamental purpose for humanity. Woven together, the school’s student objectives shape CAJ seniors into people equipped to serve Japan and the world for Christ.
Running a workshop in CAJ's fifth grade class about discrimination against people with disabilities. Creating a booklet and teaching online to educate and give ongoing support to the local government of a small town in the Philippines on the importance of proper maternal nutrition. Organizing protests and speaking with news organizations to pressure the Japanese government to address the way immigrants and asylum seekers are unjustly held in detention centers for months or years. Creating and managing an Instagram page where teenagers can sell their used clothing as a way of reducing the harmful impacts of the fashion industry. All of these are ways to fight against brokenness and exploitation and to fight for human dignity and justice.
What else do all of these things have in common? All of these projects were created and enacted by students in our twelfth grade class as part of "Senior Comprehensives," the year-long, hands-on research project that is the culmination of our curriculum. Every year, each senior not only reads, researches, and writes about a global issue that they are passionate about, but is also empowered to do something about it. Not just to learn what it would take to prevent exploitation, not just to learn about ways to alleviate suffering, but to be part of the solution.
CAJ’s student objectives offer the wisdom and responsibility to guide this process. Discerning thinking means avoiding the trap of “toxic charity”--helping just so the helper feels good. Responsible learning means developing unique research questions, determining what needs to be learned and then learning it. The importance of being a productive collaborator is immediately evident when students realize that they cannot fix the world on their own, and, without being an effective communicator, there will be nobody to collaborate with.
Faithful caretaking provides the context and motivation: a Christ-like attitude of love that puts the needs of others above our own, an outworking of God’s fundamental purpose for humanity. Woven together, the school’s student objectives shape CAJ seniors into people equipped to serve Japan and the world for Christ.