CHRISTIAN ACADEMY IN JAPAN
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教育目標とシニア・コンプリヘンシブ

ライアン・ポッター、シニアキャップストーン教師

CAJ
5年生のクラスで障害者への偏見に関するワークショップを実施する。フィリピンの小さな村役場の人々のために妊婦の適切な栄養摂取に関する小冊子を作ったり、オンラインで教え、サポートをする。移民や難民指定を希望する人々が収容所に不法に何ヶ月も何年も留置されることに対して日本政府に講義しデモを計画する。ファッション業界がもたらす悪い影響を減らすために、10代の子供たちが中古の洋服を売り買いするためのインスタグラムのページを立ち上げ管理する。これらはすべて、世界の破綻や搾取と戦い、人の尊厳と正義を守るための方法です。 

これらに共通することがもう一つあります。これらすべてのプロジェクトは、12年生の「シニア・コンプリヘンシブ」の一部として生徒たちが立ち上げ実践していることです。「シニア・コンプ」とは1年間のプロジェクトで、生徒が自分で実践する、CAJのカリキュラムの集大成です。毎年、すべてのシニアの生徒が、何かしらグローバル問題に関して自分の関心があるものを一つ選び、その問題に関する本を読み、リサーチし、レポートを書くだけではなく、それに関して何か行動を起こすプロジェクトです。ただ搾取を防ぐために何が必要なのか、苦しみを緩和する方法は何か、を学ぶだけではなく、自らが解決法の一部となるのです。

CAJ
の教育目標は、このプロセスをこなすための知恵と責任感を与えてくれます。自分で考えて判断するということは、ただ自分の気分が高揚するだけの「有害な慈善」の罠にはまってしまわないようにすることを教えてくれます。責任をもって学ぶことは、人に頼らずに、自分のリサーチは一体何なのかを自分自身に問い、何を学ぶべきかを自分で決めて、それを学ぶ、ということです。自ら積極的に協力するということは、世界の問題を自分の力だけでは解決できないことに気づいた時に明らかにされ、そして効果的にコミュニケーションを取ることができなければ、協力してくれるひととは繋がれないことを生徒たちは即座に学ぶのです。

誠実にいたわるということは、自ら実のある行動をすることです。
キリストの愛をもって行動することは他人の必要を自分の必要より優先すること、それこそ神さまが人類にたいして持っておられる基本的な目的の表れです。これらのCAJの教育目標がすべて折り重なってこそ、CAJのシニアの生徒たちが、日本と世界でキリストに仕えるものとされていくのです。


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