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自覚をもって学ぶ


テレンス・ヴァンダム、中等部サイエンス

自覚を持って学ぶことは、学年が上がり大人になっていくほどますます必要不可欠になるスキルです。では、教師たちはどのようにしてこのスキルを生徒たちに教えていくのでしょうか?中等部のサイエンスのクラスの中で、自覚を持って学ぶスキルを伸ばしていくための方法をいくつかご紹介したいと思います。

去年と今年、私はサイエンスのクラスでEALの先生方とチームと組んで教える機会がありました。EALの先生方は同じ学年内の様々なクラスでチームを組んで教えています。それにより、生徒たちは違った科目で学んだ言葉を、科目を超えてつなげていくことができるようになります。EALの先生方は、生徒たちが他の科目で学んだ言葉をサイエンスの授業の中で学ぶことに関連づけることができるように教えるのです。例えば、接尾辞、接頭辞、基語などがその例です。エコシステムを学ぶサイエンスの授業で、生態系がある場所から出て(emigration)ある場所に入って行く(immigration)ことを学びました。EALの先生方はそこで、生徒たちが社会科の授業で学んだ移出(emigration)と移入 (immigration)をつないで教えることができました。

自覚を持って学ぶ者になる、ということは、授業の内容をしっかり理解する生徒を育てて行くということです。これは、ただ質問に正しく答える、ということを超えて、授業で学んだことを様々な方法で説明ができる、ということです。これを行う方法の一つは、学習したことをもう一度自分で考えてみること、自分とどう関わりがあるかを考えてみることです。サイエンスのクラスでは、生徒たちが授業の最後に自分の考えをノートに書くことがあります。これは、授業で学んだことをただ書くのではなく、得た情報を自分のものとする方法なのです。生徒たちは学んだことを、様々な方法の書き方で、自分の言葉を使って、自分がどう理解したかを書くように指導されます。

さらに知識を増すためのリサーチを、自分自身で行っていくことは自覚を持って学ぶことの証です。CAJの中等部では毎年、生徒たちはエッグドロップやサイエンスエクスポなどのイベントに参加します。これらのイベントでは、生徒たちはリサーチをし、自分でデザインをし、それらを試してみることを通して、授業で学んだ基本の知識をさらに広げていくのです。これらのプロジェクトはまた、教室の外で、生徒自身が1ヶ月以上の時間をかけて行っていく長い時間を費やすプロジェクトです。これにより、生徒たちは時間の管理も学んでいきます。これも自覚をもって学ぶ者の証です。

自覚をもって学ぶというスキルを身につけることは、生徒たちにとっても、また誰にとっても簡単なことではありません。時間もかかります。努力も必要です。根気強く自分で考えて行かなければなりません。中等部は、生徒たちがこのスキルを練習するためのすばらしい機会と時間を得ることのできる場所であり、高校生活の準備として自覚を持って学ぶ者に成長していくという報酬を得ることのできる場所だと思います。

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