コミュニティーを築く


この新型コロナウィルス感染症により、大勢の生徒たちが、自分の力ではどうにもならないことがある、ということを思い知らされました。でも同時に、彼らはまた、自らが率先して状況を変える、という努力もしてきました。2020-2021年度の高校の生徒会の会長と副会長にインタビューをして、級友たちがどのようにコミュニティーを築いてきたかをお話してもらいました。

生徒たちはCAJのキャンパス内外で、コミュニティーを築くために力を出し合いました。一つの例は、5人の10年生が実施したプロジェクトです。パンデミックにより打撃を受けている東久留米のビジネスにもっと目を向けるために、彼らは「COVID対応プロジェクト」を始めました。ルチラというレストランが東久留米にありますが、これは私たちのコミュニテイーの一員が経営するレストランです。このルチラをサポートするために、彼らは、生徒と教職員を対象にイベントを企画実行しました。

規模は小さくなりますが、生徒たちは自分たちの置かれている状況をより良くするためにも最善を尽くしてきました。放課後に級友たちと時間を過ごすために、12年生たちは「ヴァーチャルシニアラウンジ」を作り、クラスメート全員がオンラインでチャットできるようにしたのです。新学年度が始まってまだ間もない時、陽性者がでたことで12年生のクラスは一週間お休みになったことがあります。その間たくさんのクラスメートがチャットの場でモバイルゲームを楽しみながら、共に笑い、おしゃべりし、普段学校では接点がないようなクラスメートとも絆を深めることができたのです。

学校で過ごす時間が短くなったことにより、近所に住む生徒たちの間でも関係が強くなりました。毎日同じ時間に同じ友達と下校するので、以前よりも友情が深まりました。普段は忙しい部活動中心の放課後ですが、いろんな活動がなくなった(特に緊急事態宣言の間)ので、新しい友情が生まれる機会が与えられました。パンデミックが終わり、元の生活に戻っても、この友情は続いていくことでしょう。

特に、生徒会は今年一年、プロジェクトやイベントを通して、コミュニティーを築く、という活動に力を入れてきました。例としては、スピリットウィークを2回催し、生徒たちを元気づけました。生徒たちがお友達やクラスのみんなと同じような服装をする機会を作り、みんなで写真を撮ったり、最高の服装をしたのは誰だったか、などと話し合う機会を作り出しました。

また、生徒会は、それぞれのクラス代表に使い捨てカメラを渡し、思い出を残すためにクラスの写真を撮ってもらいました。フィルムを使い切ってから写真を現像し、廊下の掲示板に張り出しました。みんなが見えるところに掲示して、パンデミックの只中にあっても、思い出を作り、素晴らしい経験をすることができることを思い出すことができるようにしたのです。

また、部活動をしている友人たちの業績を称え、サポートするためにバーチャル激励会をホームルームの時間に行いました。スポーツのハイライト、音楽の演奏、スピーチフェスティバル、そしてアートの作品などを一緒に見ました。いつもなら、みんなで集まり共にお祝いするのですが、それが出来なかったので、Knightsの士気を上げるため、生徒会はこのような企画をしたのです。

失うものが多かったこの1年間があったからこそ、悲しみを通して強い絆を得ることができました。新型コロナウィルスがあったからこその一体感がコミュニティーに生まれました。みんなが同じ苦労を味わっていたのです。でも、これによって、他の人を思いやる気持ちが生まれ、また些細なことにも感謝する気持ちが生まれました。今年は、お互いの苦労を思いやることにより、コミュニティーの絆を深め、お互いを支え、立ち上げることができました。このパンデミックが過ぎ去った後も、私たちがどこにいても、この一体感を保ち続けることを願っています。

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