中学部のコミュニティーアウトリーチ
02/05/2019 14:18
7年生教員 タマラ・ハーシバーガー
「ホームレスという人のことは聞いて知ってはいたけど、今まで会ったことがなかった」これは、代々木公園で開かれた、サイドウォークチャペルに初めて参加した一人の中学生の洞察を込めた言葉です。マーク・ベネット博士が指導する働きに協力することで、生徒たちは日本の地において、人に仕えることを体験する貴重な機会を得ました。準備の段階から参加しました。スープを作るお手伝いをし、飲み物を配ります。礼拝とメッセージが終わると、お腹のすいている人々に素早く食事を配ります。みんながお腹いっぱいになった後で、生徒たちも食事をいただき、片付けをしてから帰途につきました。
サイドウオークチャペルに参加できなかった生徒にも、人に仕える機会を提供したい、その願いから、セカンドハーベストジャパンの「Adopt a Family」というプロジェクトに去年から参加させてもらっています。貧困家庭のために食料品を集めて箱に入れ、セカンドハーベストジャパンを通して家庭に届けるというものです。食べ物だけでなく、生徒たちは励ましのメッセージを箱に入れて届けたり、その家庭のために祈ったりもします。数週間後に、家庭から返事があることもあります。そんなとき生徒たちは、自分たちがしたことが感謝されていることを知るのです。
聖書には、イエス様が人々を見てあわれまれた記事が随所にあります。日本の地において人に仕えることを通して、生徒たちはキリストに似た者へと少しずつ変えられていきます。
8年生教員 ジェイン・フィッシャー
今学期の8年生は、セカンドハーベストジャパン(2HJ)のお手伝いをします。土曜日に3つあるシフトのうち、2つを手伝います。12時から2時まで、上野公園での温かい食事を提供する手伝いをします。生徒たちは、スープや食べ物を容器に入れたり、果物やパンを配ったりします。一度にだいたい250人から300人の人々に食事を配ります。お手伝いをしてきた生徒は口々にこう言っていました。「2時間半が20分のように感じられた!あんなにたくさんのホームレスの人々が微笑んでくれていたことが嬉しい。毎日食事ができる自分たちがどれだけ恵まれているかがわかった。奉仕のお手伝いできて、素晴らしい経験だった。」
この働きから派生して、何人かの生徒は3つ目のシフトである片付けにも参加しました。土曜日の2時半から4時半まで、秋葉原の近くの公園に移動します。これまでに使われた鍋や皿を片付けるのです。このような働きを通じて、生徒たちは仕えることに大きな意義を見いだします。去年と同様に今年も、生徒たちはもう一度やりたい、と言い出してくるでしょう。